ホンダ「アコードハイブリッド」の評価は? 快適性、走行性、低燃費。北米市場を意識した上質セダン

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今回紹介するクルマはホンダ「アコードハイブリッド」です。エンジンとモーターを組み合わせて走るのがハイブリッドカーの特徴ですが、このアコードでホンダは「次世代ハイブリッド」を提唱しています。

一体なにをもってして次世代ハイブリッドと呼んでいる? まずはこの辺りに注目したいと思います。

革新の2モーターハイブリッドシステム

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アコードハイブリッド最大の特徴は2モーターハイブリッドシステムです。普通、ハイブリッド車はエンジン1つにモーター1つという構成になっています。そして、モーターには二つの役目があります。それは発電とモーターアシスト走行です。

 

ハイブリッドカーはブレーキ時などのエネルギーを利用して、モーターを回し発電しています。そして発生した電気をバッテリーに貯めています。モーターアシスト走行では、この貯めた電気を使ってモーターを回し、エンジンの補助をします。

 

通常のハイブリッドカーでは、この二役を一台のモーターが担っています。しかし、アコードハイブリッドでは、発電用モーターと、走行用モーターを二つ用意。燃費と走りにおいて別次元の性能を引き出しています。

 

モーターの利点はいきなり最大トルクを生み出せることです。エンジンカーは回転数が上がるにつれて加速に必要なトルクが上がっていきます。

 

アコードハイブリッドの走行用モーターは、V6 3リッターエンジン並みの最大トルクを瞬時に発生させます。だからこそエンジンカーでは考えられない、力強く滑らかな加速感が得られるのです。

 

また走りだけでなくその燃費にも注目です。アコードハイブリッドの燃費は30.0km/L。この車格では破格の低燃費です。単なるエコ性能だけでなく、モーターの利点を「走り」のためにも利用する。この辺りがホンダが「次世代ハイブリッド」と呼んでいる所以でしょう。

 

研ぎ澄まされたエクステリア

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続いて外装を見ていきます。フロントデザインは最近のホンダに見られる、フロントグリルとヘッドライトが一体化したデザインになっています。しかしフィットやグレイスよりもグリルが下に張出し、バンパーがだいぶ薄くなっています。その分だけ、締まった印象です。

 

アコードハイブリッドのメインターゲットは北米市場だと言います。向こうの好みに合わせたマッチョな顔つきでありながら、どこか洗練された印象もあるフロントデザインです。

 

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ヘッドライトは1灯に5つのLED照明が使われています。LEDのメリットは低電力、長寿命だけでなく、瞬間的に最大光量を得られることもその一つです。また集光性が高く、通常のハロゲンライトよりもより遠くを照らすことができます。突然暗くなるトンネルや夜間走行時の安全性を高めてくれます。

 

北米市場を意識した余裕のある室内

 

アコードの室内はバレルシェイプといって、樽のように真ん中が膨らんだ形をしています。そのため運転席と助手席の背もたれや肩口に大きなゆとりがあります。

 

ちなみにこのバレルシェイプは単に居住性だけでなく、空力性能も高めています。一般的にもっとも空気抵抗が小さいのは「滴型」と言われています、前後を絞ったバレルシェイプはこのデザインに近くなっています。

 

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センターコンソールやインパネが一体化している形状は、グレイスと似ています。しかしこちらはワンランク上の車体だけあって、木目調パネルが採用され更に上質感がプラスされています。

 

フルオートエアコンとシフトノブの間にあるのは、カーナビ用のコントロールダイヤルです。ナビ操作は日本だとタッチパネルが一般的ですが、アメリカなどではダイヤル式が一般的です。ヨーロッパ市場を意識している最近のマツダ車も同様のダイヤル式を採用しています。

 

後部座席はこれまたアメリカ市場を意識した基準身長185cmに合わせて作られています。それだけあって、前席シードを最後端まで下げても、まだ足元に余裕のある解放感のある作りとなっています。

 

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まとめ

 

アコードハイブリッドの価格は375~401万円。最近は軽自動車も5ナンバーもハッチバックや背の高いミニバンタイプが主流になっています。

 

しかし、本来走行性や静粛性はセダンの方が上です。単なる便利さだけでなく、走りや快適性を求めている方には選択肢となる一台でしょう。

 

 

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