S660のコックピットは?
新潟のオークション会場でたまたま見つけたS660。思わず写真に収めたのでシェアしたいと思います。
ちなみに前回の外装編の記事はこちらになります。まだご覧になっていない方はぜひどうぞ。
このS660は上級グレードの「α」です。αのステリングホイールは本革使用で、オートクルーズを装備しています。右のスイッチがそれです。左はオーディオ調整スイッチになっています。
インパネはホンダの軽自動車では初のデジタルスピードメーターです。それをアナログ式タコメーターが囲んでいます。ちなみにCVTモデルには「スポーツ」と「デフォルト」の二種類の走行モードが用意されていますか、スポーツに切り換えるとタコメーター左の燃費計がブースト計に変わります。
当然ですが、シートはスポーツシートを採用しています。ステアリング径はホンダ車最小の35mm。写真ではちょっとわかりにくいかしれませんが、確かに小さい!
グレードαはステンレス製スポーツペダルになっています。ヒール&トゥのしやすさにこだわったと、以前見たイインタビューか何かで答えていました。
全体的には低く構えるドライビングポジションになっており、もはやスポーツカーそのものです。
ドアの内張りはカーボン調になっています。アームレストの高さをみても、座席の位置の低さがよくわかりますね。
助手席まわり
続いて助手席。
かなりシンプルです。でもソフトパッドにステッチングが施されており手抜き感はありません。
グローブボックスはさすがの狭さ! まあ、実用車ではないので文句はでないでしょう。
グローブボックスのちょっと上に穴があるのがわかると思います。これは乗員の腹部に風を送るエアコン吹き出し口です。ミッドモードといって、オープン走行に対応したものです。
センターコンソールには2DINのオーディオスペースは設けられていません。しかしHDMIやUSBコネクタはあるのでiphoneなどを使って音楽を聞くことはできます。
このクルマはオプションの6.1インチセンターディスプレイも装備していました。
このディスプレイには前後左右の加速G、アクセルペダル開度やブレーキ圧が表示されます。専用アプリの入ったスマホにつなげばカーナビに、バック駐車時にはリアカメラの映像が映し出されます。
エアコンはもちろんオートエアコン。センターの吹き出し口はコペンと同じ1つです。前述したミッドモードのエアコン吹き出し口があるので問題ないでしょう。
S660には7速CVTと6MTの二種が用意されていますが、このクルマは6MTです。マニュアルのシフトノブにはS2000のものをそのまま流用しています。
S2000といえば、このS660のシャシーは剛性面でS2000を上回っています。内輪に制動をかけ「安定性が高くで限界が深い」とネット上のレビューでもかなり評判になっています。
鍵はスマートキーです。
まとめ
2回に渡ってS660を紹介しました。元コペンユーザーの私も思わず唸らされるクルマでした。個人的に欲しくなりました。
こういったオープン2シーターの軽自動車に実用性は皆無です。コペンは電動のハードトップになっており、その収納部分がいくらか荷物スペースになっていました。しかしこのS660はそうした余裕はありません。よりスパルタンな作りになっています。
ただそれはコペンとS660の優劣を決める基準にはなりません。コペンは落ち着いた大人な走りを、S660は若者的な走りを楽しむものなのでしょう。そうした雰囲気はエクステリアや内装の違いから伝わってきました。
たとえばコペンローブにはシートヒーターが運転席と助手席に装備されていました。しかし、S660にはそれがありません。この辺りが「大人か」「若者か」を表しています。
どちらもファーストカーには向きません。どちらも「楽しむため」のセカンドカーとして、そしてユーザーがどんな楽しみ方を求めているかで選ぶクルマが決まる、そんな2台だと思います。
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