低燃費運転のススメ 誰でもカンタンに実践できる5つのコツとは?

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ユーザーもメーカーも注目している「燃費」

最近のクルマは走行性能や価格だけでなく、エコ性能も求められます。
なかでも「燃費」はお金の問題にもつながるので、特に注目されます。

 

低燃費カーはガソリン費用が安く済むだけでなく、エコカー減税などの優遇措置も利用できます。
その為、各メーカーもハイブリッド化やより燃焼効率の高いエンジンの開発、
軽量化などを通して燃費向上を図っています。

 

トヨタのハイブリッド車プリウスなどはその代表格でしょう。

 

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燃費はドライバーで変わる!!

 

さて、そんな燃費の問題ですが、
実は単純なクルマの性能だけで決まるものではありません。
ドライバーの運転次第で大きく変わります。

 

というのも、カタログやCMで発表されている燃費はあくまで「理想値」だからです。
そもそも公に発表されている燃費はJC08モードという国の定めた基準で計測されています。

 

巨大なローラーの上で加減速を繰り返しテストされており、
実際の路上を走るわけではありません。
下の画像がそのイメージです。

 

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「カタログ燃費と実際の燃費が全然違うじゃないか」
そんな声はこれまでにも多くありました。

 

そうした批判を受けて「10・15モード」から改良されてできたのが
今のJC08モードですが、それでもやはり実燃費とは異なります。

 

ローラーの上で走っている以上、
カーブを曲がるなどの操作はないわけで仕方のないことなのかもしれません。

 

しかし、カタログ燃費にはならずとも、それに近づけることはできます。
逆にズボラな運転をしていると、燃費はどんどん落ちてしまいます。

 

ネットなどで調べてみると「プリウスの実燃費」と一口にいっても、
14km/Lの人もいれば、20km/Lという報告もあります。
それだけ個人個人の運転や、走行状況に影響されるといこうことです。

 

そこで今回はどうすればエコな運転、
低燃費な運転ができるかまとめてみました。

 

低燃費のコツ1:重いものを乗せない

燃費にとって「重さ」は大敵です。
乗員や荷物の重量が大きくなればなるほど、
エンジンは仕事をしなければならず、それだけガソリンも必要とします。

 

人間が重労働をした後にご飯をたくさん食べたくなるのと同じことです。

 

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というわけで旅行などに出かける場合以外は、
できるだけ荷物を減らしておきましょう。
「面倒くさくてトランクに入れっぱなし」とかだと燃費が下ります。

 

中には「ガソリンを満タンまで給油しない」という人もいるようです。

 

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Gas Station / kansasphoto

 

タンク容量にもよりますが、コンパクトカークラスの燃料タンクは45Lほど。
これは重さにすると32~33kgです。
それを半分にするだけ、つまり15kg軽くするだけでも燃費は変わってきます。

 

といっても、そこまで大きな変化ではありません。
ただ燃費は「塵も積もれば山になる」と考えた方が吉です。

 

ガソリン価格は日々上下するので、高い時に無理に満タンにする必要はない。
といった風に気にしてみたください。

 

低燃費のコツ2:速度を出さない(控えめにする)

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HONDA Odyssey (RB3) SpeedMeter 2 / 115730082@N04

燃費を良くするのに、せっかちは禁物です。

 

速度を上げようとアクセルを踏み込むと、エンジンが高回転します。
クルマに回転数を示すタコメーターがある方はよくわかると思います。

 

一分間に2000回転するより、4000回転する方が当然、より多くの燃料が必要になります。
なので、できるだけ「エンジンを回さない」「速度を出さない」というのが大切です。

 

待ち合わせの時間に遅れそうになったりしていると、ついスピードを出してしまいます。
しかし結局の所、あちこちに信号があるので止まらざるをえません。

 

そうするとエンジンが生み出した動力を、ブレーキで無駄にしていることになります。
このブレーキにかかる力(回生エネルギー)は結構大きな問題で、

 

各メーカーがこれを電力に変換する努力をしています。
たとえばスズキの「エネチャージ」がそういう仕組みです。

 

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いくら電力に変換できるとはいえ、ブレーキ自体を穏やかにした方がいいに決まっています。
その為にはそもそも「そんなにスピードを出さない」ことが必要です。

 

具体的には、たとえば発車の際なら「時速20kmまで5秒かける」くらいが目安になります。

 

低燃費のコツ3:炎天下の駐車場に無防備に放置しない

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US Open Parking Lot / alex92287

 

ショッピングセンターをはじめとした、日陰がまったくない駐車場。
そこに長時間放置した後の、凄まじい車内の熱気は皆さんもご存じでしょう。

 

JAFの調査によると、夏になると車内の温度は50度以上、
ダッシュボードにいたっては70度以上になるそうです。

 

これ自体は燃費には直接関係ありませんが、ここまで暑いと人間が耐えれません。
その為、エアコンがフル稼働させることになります。

 

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このエアコンが燃費にとっては大敵なのです。

 

クルマに限らず、一般家庭でも「エアコンの電力消費量は大きい」と言われています。
そしてクルマの場合は、その電力をガソリンを消費して生み出しているのです。
エアコン使用を最小限に抑えることは、そのまま燃費向上に繋がります。

 

とはいえ、夏は行楽の季節。
海や山などに出かけ、そこにクルマを長時間駐車するのはやむをえません。

 

そういった場合には、

 

  • フロントガラスにサンシェードをかけておく
  • 窓を3cmほど開けておく

 

といった対策を取りましょう。

 

また、乗り込む際に、
「ドアの窓を少し開けて、ドアを何度か開け閉めを繰り返す」
というのもオススメです。

 

こうすると車内の空気が押し出されて、外へ逃げていきます。
「ためしてガッテン」で裏技として紹介されていました。

 

エアコンを使うにしてもこのような努力で、
「温度を上げる」「風量を下げる」などフル稼働にならない努力をすると良いでしょう。

 

低燃費のコツ4:タイヤの空気圧を適正にキープする

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Flat Tyre / smemon

 

ガソリンスタンドなどでもチェックしてくれるタイヤの空気圧。
空気圧は一カ月で20%ほど低下する場合もあると言われています。

 

空気圧が低いと、抵抗が増えて力が余計に必要になり、燃費が下ります。

 

また空気圧が30%以上低下した状態の走行は、バーストなど事故原因になりかねません。
他にも「グリップ力が低下する」「タイヤの磨耗が早まる」など良いことはありません。

 

しかしアンケートによると、1カ月以上タイヤの空気圧を点検しない人は6割に上るそうです。
燃費の為にも、また安全の為にも、空気圧はしっかりチェックしましょう。

 

低燃費のコツ5:アイドリングストップをオフにしない

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アイドリングストップは「停車時にエンジンが停止する」機能です。

 

以前はトラックなどに限り搭載されていましたが、
最近では技術が進み軽自動車などにも装備されています。

 

この機能は燃費に関して、とてもと大きなウェイト占めています。
停車時にエンジンを停止させるだけで、
最大14%も燃費向上することがあるそうです。

 

このアイドリングストップは、手動でオフにすることがてきます。
大体はハンドルの右下あたりに操作ボタンがあります。

 

初めて搭載車に乗ると、その独特なフィーリングになれない方もいるようです。
ただアイドリングストップは燃費に関して非常に重要なので、
オフにしないようにしましょう。

 

意識するだけで節約に繋がる

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今回紹介した低燃費運転のコツは、特別な製品を買う必要はありません。
どれも普段のちょっとした心がけで変えられることです。
私も実践しています。

 

燃費を計測するために、ガソリン満タンだけは破っていますが、
それでも一回の給油で走れる量が伸びました。

 

最近のクルマはインパネに燃費が表示されます。
しかし、そうした機能がなくても、自分で計算可能です。

 

実際に燃費を測る方法は以下の通り。

 

  • ガソリンスタンドで満タンにした時に、走行距離メーターをリセットする。
  • 200kmほど走行する。
  • 再びガソリンスタンドを満タンにする。
  • 「その時の走行距離÷ガソリンの給油量」

これがあなたのクルマの実際の燃費になります。

 

色々な物価があがり生活を逼迫する昨今、
「少しでもクルマの維持費を安く」というのはユーザー共通の意見です。

 

そんな中、燃費は自分でコントロールできる数少ない維持費の一つです。

 

  • 重いものを乗せない
  • 速度を出さない(控えめにする)
  • 炎天下に無防備に放置しない
  • タイヤの空気圧をキープ
  • アイドリングストップはオンに

 

運転の際はこの5つのコツを意識してみては、いかがでしょうか?

 

 

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