マツダの新型車「ロードスターRHT」がNYショーで発表されました。
RHTはリトラクタブルハードトップの略で、
自動開閉する電動型ハードトップを意味します。
つまり、去年発売されたND型の新モデルということです。
ロードスターRHTは先代NC型においても、
発売から約一年後に追加されたという経緯があります。
またND型にはRHT用にヒューズソケットが最初から用意されており、
RHT型が発売されることはほぼ確定していました。
先代NC型ロードスターに使われたRHTは、
マツダとドイツ・ベバスト社との共同開発品です。
最新素材を使い、ソフトトップ車との重量差を37kgに収めました。
ND型に使われるRHTもやはりベバスト社との共同開発品。
しかもこれまで3分割だったルーフが、4分割に進化しました。
言葉ではなんとも説明しづらいので、
ネット上にアップされていた画像をご覧ください。
これにより開閉動作がスムーズになり、
さらにルーフの収納スペースが小さくなったそうです。
ただでさえ速い「12秒」という開閉時間も短くなるかもしれません。
現在、日本で発売されているND型は1.5Lエンジンのみ。
しかし、このRHTモデルでは重量増加に対応するため、
2Lエンジンが搭載されます。
日本とは逆にアメリカではこの2Lエンジンモデルのみが発売されています。
1.5Lエンジンが131PS/15.3kgmなのに対し、
2Lエンジンは155PS/20.5kgmとなっています。
ロードスターの真骨頂は「軽さ」と「走り」の一体感だと言われています。
マツダの開発陣も1.5Lモデルが本命、とコメントしていました。
とはいえ、やはり電動ハードトップはとても便利です。
水原車両販売でもコペンをレンタカーとして貸し出していましたが、
ボタン一つで自動開閉するアクティブトップは大変好評でした。
ハードトップの利点は他にもあります。
オープンカーだけでなく、クーペとしても楽しめること。
ボディ剛性が向上し、静粛性や防犯性も向上すること。
その一方で「オープンカーで屋根を閉じるのは邪道」という意見ももちろんわかります。
ロードスターは間違いなく遊びのクルマだからです。
利便性を取るか、それとも走る喜びを追求するのか。
選ぶ楽しみが増えるロードスターRHTは10月発売予定です。
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