日本でも今、最も売れているクルマ、
それがトヨタ「アクア」です。
アクアがデビューしたのは2011年12月、
実に4年が経過しているにもかかわらず
月販台数は1万4000台以上。
その原動力になっているのは
低価格設定のハイブリッドカーというコンセプト。
通常、ハイブリッドカーは
バッテリーやモーターでコストがかさみガソリン車よりも割高になります。
しかし、アクアはベースグレード170万円という低価格に抑えています。
これに加えJC08モード37.0km/Lという今でも
十分通用する低燃費なのですから売れない理由がありません。
街中を一度、走ればアクアを見かけない日はない。
そんなある意味、国民車のような存在です。
さて、そのアクアもついにフルモデルチェンジの
噂が聞こえるようになってきました。
まだまだ情報は少ないのですが、
「どんなクルマになるのか」くらいは
予想できるようになってきました。
そこで今回は新型アクアの情報をまとめてみました。
どうやらアクアはすでに成功を収めている新型プリウスと同様の進化を遂げるようです。
(新型プリウス)
新型アクア情報①「TNGA採用」
新型アクアはTNGAを採用します。
TNGAはトヨタの新型プラットフォーム、
トヨタニューグローバルアーキテクチャーの略称です。
TNGAは部品や車台を共通化する生産方式。
量産によりコストを低減し、
浮いた分で品質を向上させるのが狙いです。
この生産方式は世界的なトレンドで、
VWは「MQB」、日産・ルノーは「CMF」という名称で
共通プラットフォーム化を推し進めています。
さて、このTNGAには「低重心化」というメリットがあります。
これにより新型プリウスは単なる燃費向上だけでなく走りも楽しめるようになりました。
アクアはもともと重心の低いクルマです。
そのため「意外と走りも楽しめる」というのが好評価の理由の一つだったのですが、
これがより強化されると考えらます。
新型アクア情報②「THSⅡ採用」
新型アクアはTHSⅡを採用します。
THSⅡはトヨタが誇るハイブリッドシステムの総称です。
パワートレーンは直4、1.5Lとモーターの組み合わせ。
このあたりもプリウスと同じです。
劇的な進化こそないものの、
エンジン本体の低フリクション化、熱効率の向上、
モーターの効率アップと損失低減などにより
燃費性能を大きく向上させています。
キープコセンプトとブラッシュアップ
つまるところ新型アクアは
「キープコセンプトとブラッシュアップ」
がテーマになると考えてよいでしょう。
目新しさはないかわりに、
走りや燃費といった基本性能が向上する。
新型プリウスは同じ方針で大成功を収めています。
それを模倣しない手はありません。
気になる燃費は42km/L越えは確実視されています。セダンのプリウスが40.8km/Lなので
コンパクトカーであるアクアはそれ以上が当然目標になります。
それに合わせて低価格はキープしなければなならないのでバッテリーは高価なリチウムイオンではなく、
コストを抑えられるニッケル水素が使用されると思われます。
新型アクアのデビューは2017年12月と予想。
続報が入り次第、お伝えしたいと思います。
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