インド生産ながら欧州車の雰囲気「バレーノ」
スズキから発売されたコンパクトカー、バレーノ。
欧州車のような雰囲気を漂わせていますが、実はインド製。
スズキはこれまでにも海外拠点で作ったクルマを日本に輸入する形で販売しています。
たとえばSX4 S-CROSSはハンガリーのマジャールスズキ製です。
もっとも売れるであろう国で生産も行うことで、効率化を図る目的があります。

(SX4 S-CROSS)
インドというとやはり発展途上国のイメージがあり、「大丈夫なの?」と思われる方もいれません。
しかし水原車両販売にいらしたスズキの担当者さんによると、
インド工場には最新の設備を導入、信頼性も十分とのこと。
これまでの「雑多」というアジアのイメージは過去のものになりつつあるのかもしれません。
アジア生産のバレーノですが、その走りには欧州の雰囲気があります。
シャシーは新開発のBセグメント用プラットフォームを採用し、軽量&高性能。

(新開発のB セグメント用プラットフォーム)
足回りもヨーロッパで徹底的な走り込みを行って開発。
しっかりとした走りと、乗り心地を両立しています。
すでに定評のあるスイフトの兄貴分にふさわしい完成度となっています。
注目は1L3気筒ターボエンジンモデル
バレーノの目玉は、何と言っても「ブースタージェットエンジン」を積んだモデルXT。

ブースタージェットエンジンは今流行りの3気筒1Lターボエンジン。
小排気量ながら111PSと16.3kgmという馬力とトルクを持ち、同タイプでベンチマークとなるフォード・フィエスタを大きく上回ります。
しかも新型シャシーのおかげでフィエスタに比べて200kgも軽く、これが安定感のある力強い走りが生み出しています。
先述したようにバレーノは基本的にインド生産ですが、このブースタージェットエンジンだけは日本で生産。
インドにも持ち込みんで組み立てるという気合いの入れようです。
価格や燃費情報など続きはこちら→新型バレーノの評価は?(2)
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