新燃費計測法「WLTPモード」とは?  JC08モードとの違いを解説

燃費計測WLTPモード
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三菱自動車の不正によってにわかに注目され出した燃費問題。
その燃費の計測方法が2018年から変更されます。

 

名称はWLTPモード。
今回は現在のJC08モードとの変更点について解説します。

WLTPは「ワールドハーモナイズ・ライトビークル・テスト・プロシージャ」。
現在、燃費測定は各国でバラバラに行われています。
それを世界標準として統一する規格です。

 

従来のJC08モードの走行パターンは以下の通り

  • 平均速度:24.4km/h
  • 最高速度:81.6km/h
  • アイドリング時間:全体の29.7%

 

これに対しWLTPモードは

  • 平均速度:36.7km/h
  • 最高速度:97.4km/h
  • アイドリング時間:全体の15.4%

 

となっており、全体的に車速がアップ。
アイドル時間も減って、これまでより実用走行に近いテスト内容となっています。

 

現在の日本車はアイドリングストップをフル活用、
加速時にはCVTで燃費をキープするセッティングとなっています。
すでに対策は検討されているでしょうが、現在の日本車にはやや不利な内容です。

 

とはいえ逆に言えば、JC08モードは外国車に不利だったとも言えます。
このあたりはどちらが正しいといった話ではなく、お互い様でしょう。

 

ただし日本と海外の違いについて、気になる点が一つ。
日本ではWLTPモードの「最高速度フェーズ」が不採用となっています。

 

WLTPモードの最高速度設定は130km/h。
これは日本の法定速度100km/hをオーバーしています。

 

法定速度

(世界各国で異なる法定速度)

 

 

理屈としては筋が通っていますが、これでは外国車と同じ基準で比較ができません。
法定速度はその国よって異なるという事情はあるものの、また日本だけ「ガラパゴス化」になったりしければいいのですが、、、

 

二年連続で自動車業界を賑わした三菱の燃費不正とVWの排ガス不正。
どちらも大きな問題ですが、その影響は限定的でした。

 

三菱の問題は海外に飛び火しておらず、
またVWも対象となったクリーンディーゼルは取り扱いがありません。

 

しかし、このWLTPモードになればそうはいきません。
一度燃費不正が明らかになれば、その問題は全世界に及びます。
そうなればリコールや賠償がとてつもない規模になるのは明らかです。

 

スクリーンショット 2016-06-02 10.22.55

 

各メーカーには一層誠実な態度が求められるようになります。
規格変更は当然、ある程度の混乱をもたらすでしょうが、健全性の観点からすれば歓迎される変化だと言えるでしょう。

 

なお、日本では2018年からWLTPモードを導入しますが、2020年までJC08モードとの併記が認められることになっています。モードによる燃費の違いにも注目です。

 

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