エコノミークラス症候群を防止する車中泊のコツ(2) 段ボールとパイプ枕で快適な寝床を作る

車中泊のコツ
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前回はこちら→エコノミークラス症候群を防止する車中泊のコツ(1)

 

最近のミニバンやSUVは多彩なシートアレンジが可能です。
後席や荷室をフラッストにすることで、車中泊に必要なスペースを確保できます。

 

車によってはほぼ真っ平らにできるフルフラットタイプや、
シートの起伏を低減するジョイントクッションがアクセサリーが販売されています。

 

車中泊

(車上生活まで可能なハイエースの荷室)

 

車中泊

(軽ワゴン・ウェイクのアクセサリー、ジョイントクッション)

 

とはいえ、こうした車中泊を想定したクルマばかりとは限りません。
そこで今回はどこの家庭でも簡単に手に入る「ある物」を使って、
快適な寝床を確保する方法を解説します。

 

そのある物とは、

  • 普段寝ている布団
  • 段ボール
  • パイプ枕

の3つです。

 

シートアレンジで空間が確保できるにもかかわらず、
車中泊には向かないクルマはシートとシートの段差や隙間に問題があります。

 

アルファード車中泊

 

例えば上の写真はアルファードのシートアレンジです。
運転席や助手席まで倒れるので十分な広さがあります。
しかしシートとシートの隙間に段差があるのが見てわかります。

 

ちょっとした休憩なら十分に快適かもしれませんが、
車中泊には適していません。休憩と車中泊は全く別物なのです。

 

高級敷布団や高機能敷布団は、身体に均等に圧力がかかるように作られています。
いわゆる「体圧分散」です。起伏のある寝床は、これの正反対の状態です。
起伏があると、身体の一部に圧力がかかり安眠の妨げになってしまいます。

 

できるだけ平らな床面を作りたい場合、
まずパイプ枕でシートの凸凹を埋め合わせます。

 

車中泊

 

パイプ枕は自由に形状を変えることができるので、
シートの隙間を程よく埋めてくれます。

 

車中泊

 

隙間を埋めた上で、段ボールを敷けばフラットな寝床の完成です。
あとは普通に布団を敷いて眠るだけ。

 

マットとして段ボールを使うのには理由があります。
まず、段ボールにはほどよい硬さと弾力性があり直接布団を敷くよりも快適です。
震災の際も段ボールベッドが被災者に提供され、その快適性に驚く光景が報道されました。

 

車中泊

 

また車中は住宅ほど断熱対策が施されていません。
真夏は熱射病になるほど暑く、真冬はヒーターなしではいられないほど寒くなります。
段ボールは空気を多く含む構造となっています。
そのため通気性が高く、保温性にも優れています。
単に安い(場合によっては無料)だけでなく、機能的にもオススメです。

 

車中泊

 

さらには目張りにも使用可能。

 

ここでもやはり高い断熱性が、外気をシャットアウトしてくれます。
車内が見えなくなるので防犯の役割にも担います。
あらかじめ窓ガラすの形に合わせて切りとる手間がありますが、
その価値は十分にある対策です。

 

段ボールはホームセンターで販売されているほか、
スーパーに行けば無料で提供している店もあります。
パイプ枕もアマゾンであれば1個400円から売られています。

 

車の大きさにもよりますが、だいたい5000〜6000円くらいで収まるでしょう。
今よりも快適な寝床を作る車中泊のコツ、ぜひともご活用ください。

 

 

続きはこちら→エコノミークラス症候群を防止する車中泊のコツ(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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