ティグアンが欧州で一足先にモデルチェンジ
取り回ししやすいサイズと、ゴルフ譲りの走光性能で人気を博したティグアン。
そのティグアンが欧州でフルモデルチェンジを実施しました。
プラットフォームは現行ゴルフⅦと同じMQB、
内外装のデザインも現行モデル群を継承しています。
サイズはこれまでより全長+60mm、全幅+30mmとなり、
全長×全幅×全高:4606×1839×1672に。
居住性が大きくアップしています。
CX-5が4540mm、ハリアーが4720mmなので、
だいたいその中間くらいのサイズ感ですね。
エクストレイルとだいたい同サイズです。
それでいながら車両重量が50kmも軽量化しているなど
進化のほどがうかがえます。
外装・内装
外観は全体的にゴルフに似ていますね。
- エンブレムと一体になったヘッドライト
- 同じくロウワーグリルと一体になったフォグランプ
- ハッチゲートまで伸びたリアコンピランプ
- 「く」の字型に折れ曲がったCピラー
力強さを感じさせつつ、かといってワイルドではない。
質実剛健なドイツ車らしい顔つきです。
内装もフォルクスワーゲンらしい無駄のない作り。
SUVなのでもうちょっと遊びがあってもいいような気もしますが。
SUVはオレンジ×ブラックの配色がよく使われますが、
こうして見比べてみるとホワイト×グレーも魅力的です。
国産車も外車もこれだけSUVw溢れれば、
SUVらしくないSUVがあっても面白いと思います。
メカニズム
VWらしく搭載エンジンは種類豊富。
TSIガソリンユニット
- 1.4L 直4ターボ
- 2.0L 直4ターボ
の設定で出力を4タイプを用意。
ディーゼルエンジンについても、
2.0L直4ターボで4タイプの出力を用意しています。
排ガス不正問題があったディーゼルが売れるのは疑問ですが。
ひょっとしたら日本ではディーゼル仕様は取り扱いがないかもしれません。
さらに注目はフォルクスワーゲン初の
プラグインハイブリッドモデル「GTE」が追加されること。
(プラグインハイブリッドのティグアンGTE)
100kmのEV走行が可能らしく、
アウトランダーPHEVなどを脅かす大きな武器となるかもしれません。
そして気になるSUVとしての性能ですが、
VWの4WDシステム「4モーション」がさらに進化。
4モーションアクティブドライブが追加されました。
これまでの4WDは路面状況や車の挙動を感知して
自動的に駆動トルクを配分するクルマ任せのシステムでした。
新型ではダイヤル操作でオンロード、スノー、オフロード、
オフロードインディビジュアルの4モードを選択可能になりました。
(こんな状況は日本ではなかなかありません)
ただ問題はこの4WDシステムが日本で発売されるのか、という点です。
ティグアンは1.4LがFFのみ、2.0L車はFFと4WDが用意されています。
そして現状、日本の道路ではそこまでのオフロード性能は必要ありません。
需要がなければ「FF車のみの発売」もあり得るでしょう。
この辺りがどうなるかはまだ不透明です。
日本での発売は今年10月頃と噂されていますが、
詳細が明らかになり次第またお伝えします。
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