高級ホテルに乗りつけてもおかしくないSUV
今でこそ当たり前となりマセラティなども参入する高級SUV市場。
しかし、そのセグメントを開拓したのは誰であろう、
このレクサスRXです。
RXの人気はレクサスの中でも不動の立ち位置。
販売台数の3割を占め、RXを乗り継ぐリピート比率も5割を超えています。
固定客も付いているためか、その方針にも迷いがありません。
ボディサイズの拡大も最小限で、国際的にはやや小ぶり。
走りは快適で静粛性も高い。
ドイツ型のクルマ作りが浸透する中、
RXはクラウンなどが持つ「日本の高級車」の良さを継承しています。
外装&内装
フロントマスクはレクサス定番のスピンドルグリル。
ド派手な印象を受けますが、意外にも圧迫感はありません。
側面のショルダーラインなどが複雑にプレスされていたり、
ルーフが絞り込んでいたりと細かい部分でシャープ作りになっているからでしょう。
分厚く主張が激しくなりがちなホイールアーチもスリム。
ヘッドライトも鋭角的なデザインで、
随所で密度や凝縮感を演出しているのがよくわかります。
コックピットは水平基調。
大型ディスプレイとセンターパネル類を分けることで
ドライバを包み込むような印象を作っています。
ダッシュボードは革張り風の仕立てですが、
本物の糸を使用したステッチが雰囲気を高めています。
versionLの場合は本木目や竹を使った
ステアリングやシフトノブに変更され一層質感アップ。
液晶パネルがだいぶ高い位置にありますが、
RXのディスプレイ操作はセンターコンソールにある
コマンダーコントロールで行います。
日本ではタッチパネル式が主流ですが、
欧米ではパソコンのマウス感覚で操れる
こちらが人気。
メカニズム
パワトレーンは
- 2.0LターボのRX200t
- 3.5LハイブリッドのRX450h
の2種類を用意。
おすすめなのはやはりハイブリッド。
前述した「快適性と静粛性」というコンセプトにもマッチしています。
グレードは無印に加え、「versionL」と「F sport」を用意。
現在はスポーツ推しが世界的なトレンドになっていますが、
開発陣は「versionL」が本命とコメントしています。
以上を踏まえて
日本の高級車というDNAを受け継いだRXのベストグレードは、
RX450h”version L”と見て間違い無いでしょう。
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