アクセラがビッグマイナーチェンジを実施しました。
今回のマイナーチェンジは多岐にわたります。
簡単に紹介すると以下の通り
- エクステリアの小変更
- ディーゼルエンジンモデルの追加
- Gベクタリングコントロールの標準装備
- エンジンサウンドの改良
- 安全性能の強化
順に見ていきましょう。
エクステリアの小変更
今回のマイナーチェンジは性能、機能面がメイン。
エクステリアデザインの変更は修正程度に収まりました。
フロントに関してはグリル形状、ヘッドライト、バンパー、フォグランプの
デザインが変更されていますがパッと見ではわからないでしょう。
リアデザインも同様。
バンパー下部デザインが切れ上がっていたのが、おとなしくなりました。
旧型の「瞬発力」から「大人の品格」にイメージが変更されたためで、
この部分が一番「変わったな」と感じられる部分でした。
ディーゼルエンジンの追加
MC前にアクセラに用意されていたディーゼルエンジンは2.2Lのみ。
これにCX-3やデミオでに搭載されている1.5Lディーゼルが追加されます。
一方で、2Lガソリンエンジン車は廃止となりました。
1.5Lディーゼルは出力こそデミオと同じ105PSですが、
最大トルクは27.5kgmとデミオ(25.5kgm)よりもトルク重視となっています。
1.5Lディーゼルの価格は230万円から269万円を用意。
2.2Lディゼールの最安価格が278万円なので、
クリーンディーゼルに手が届きやすくなったのは間違いありません。
Gベクタリングコントロールの標準装備
Gベクタリングコントロールは今回の目玉機能です。
すでに放映されているCMでも盛んにアピールされていますが、
「どんな機能なの?」と今いちピンとこない方も多いかもしれません。
簡単に説明すると、
これはエンジンによってシャシ性能を向上させる技術です。
- ドライバーのステアリング操作とアクセル操作を検知
- エンジントルクを瞬時に制御し、タイヤの接地荷重を最適化
- 結果、旋回性と安定性を両立
という挙動をコンピュータで瞬時にやってのけます。
レースでは「ブレーキ残し」と言ってわざと減速しきらないで、
ステアリング操作とともにブレーキを離すという技術があります。
Gベクタリングはこのブレーキ残しをトルク操作だけで行います。
今回のマイナーチェンジでこのGベクタリングコントロールが
HVモデル除く全グレードに標準装備されました。
エンジン音の改良
マツダには「ナチュラルサウンドスムーザー」という消音技術がありました。
これは周波数帯3.6kHz付近のノック音を減衰させるダンパーです。
今回はこれに加え、燃焼噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御。
さらに1.3kHz、1.7kHz,2.5kHzで発生するノック音を低減します。
安全面の強化
安全面ではドライバーの視線上に各種情報を表示する
アクティブドライビングディスプレイの視認性を向上。
速度標識を認識し、ディスプレイ上に表示する機能も追加しました。
また自動ブレーキには歩行者検知追加が追加されています。
以上、アクセラのビッグマイナーチェンジの変更点についてでした。