釣りや登山といったアウトドアレジャーが盛んになるにつれ、メジャーになった車中泊。テントなど大荷物も必要とせず、かといってホテルに戻らなくてもいい。効率的な手段として認知されています。
また昨今は度重なる震災によって、いつ自分が避難民になるかわかりません。体育館での避難生活はプライバシーが保てず、大きなストレスになります。こうした緊急時にも、プライベート空間である車内で過ごす車中泊を活躍します
そんな便利な車中泊ですが、きちんとした知識を持っていないと寝苦しく不眠を起こしがち。九州の地震では実際にエコノミークラス症候群になる方が続発し、政府やメディアが注意喚起する事態となりました。
そこで今回は車中泊で快適に過ごすコツを紹介します。
車中泊のコツは次の2つです。
- シートの凹凸をなくす
- 窓ガラスを覆う
1.シートの凸凹をなくす
最近のシートは多彩なシートアレンジが可能で、可倒式のシートも珍しくありません。しかしフルフラットといっても、真っ平らになるわけではありません。
例えば上の画像はアルファードのフラッフラットリクライニングです。座面と背もたれの間。前席の背もたれと,後席の座面の間。こうしたところに凸凹があるのがわかると思います。単にリラックスする分にはこれで十分ですが、車中泊となるとこれでは不十分です。
ここで活躍するのが「パイプ枕」です。パイプ枕で適度な硬さがありつつ、それでいて凹みに合わせて形が変わります。パイプ枕で段差を埋めつつ、その上から布団やダンボールなどを敷くと平らな床面を簡単に作ることができます。
2.窓ガラスを覆う
睡眠は暗闇を必要とします。車中泊で何の準備もしないと、月明かりや街頭の光などが邪魔をしてなかなか寝付けなくなってしまいます。また外から中が丸見えなのは防犯上も好ましくないのも明らかです。
そこでオススメなのが「ダンボールをガラスの形に合わせて切りテープで止める」というもの。カーテンなどを洗濯紐で下げるのも手ですが、車には微妙なカーブがあり、そこから光が漏れてしまいます。
事前に準備が必要ですが、一番安価できっちり周囲をシャットアウトできる方法です。
この2点を準備するだけで、車中泊はぐんと快適になります。行楽シーズンの今、もし車中泊をお考えならば是非ご活用ください。
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