ベンツ新型Eクラスの発表会が開かれました。場所はなんと迎賓館の赤坂離宮です。これは民間企業として初めての試みで、駐日ドイツ大使、駐日欧州連合代表部参事官などが参加。菅内閣官房長官や萩生田内閣官房長官が視察に訪れるという大々的なものになりました。
発表会そのものにも驚かされましたが、さらに凄かったのが発表されたベンツEクラスの特徴です。レベル3に到達している安全運転支援システム「オートパイロット」、Sクラス譲りのインテリア、50kg軽量化した高剛性ボディ、新開発の2Lディーゼルエンジン、最新のエアサスペンションなど数え上げれば切りがありません。
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パワートレーン
1モデルで様々なエンジンを用意するメルセデスベンツ。この新型Eクラスも例外ではありません。
- 2L直4ターボ(184PS/30.6kgm)のE200系
- その高性能版(211PS/35.7kgm)のE250系
- 新開発の2L直4ディーゼルターボ(194PS/40.8kgm)のE220d系
- 3.5L V6ツインターボ(333PS/48.9kgm)のE400系
の4種が用意されています。中でも注目なのがディーゼルエンジン。メルセデス初のオールアルミニウム製で、DPFとSCR触媒を統合した「選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター」を採用。将来的に導入される実路走行試験規制にも対応しています。
なお組み合わされるトランスミッションは全車9AT。これに4MATICと呼ばれる4WDを選択できます。
さらに進化した自動運転
発表されるたびに新しくなる自動運転システムですが、今回の目玉は次の三つ。
1.ステリアングパイロット
車線が不明瞭、あるいは全く存在しない場合でも自動走行が可能になりました。
2.アクティブレーンチェンジングアシスト
高速道路走行中にドライバーがウィンカーを2秒点滅させた場合、周囲の状況を監視し、衝突の危険がなければ自動で車線変更を行います。
3.パーキングパイロット
走行中に超音波センサーが左右の駐車スペースを検知し、自動で駐車を行います。車外からスマホで操作するリモートパイロットは認可申請中で導入時期は未定です。
価格と発売時期
新型Eクラスの価格は以下の通り。スポーツはAMG製パーツを装備、エクスクルーシブはSクラスと同じ顔つきになっています。
- E200アバンギャルド:675万円
- E200アバンギャルド 4MATIC:698万円
- E200アバンギャルドスポーツ:727万円
- E250アバンギャルド:756万円
- E220dアバンギャルド:698万円
- E220dアバンギャルドスポーツ:750万円
- E400 4MATICエクスクルーシブ:988万円
発売はE200アバンギャルドとE200アバンギャルドスポーツが7月27日。それ以外のグレードが10月以降発売を予定しています。
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