クロスオーバー7はもともとあったエクシーガの内装と外装を変更したもの。ミニバンのように3列目シートを持つのが特徴で、それを畳めばワゴンとしても機能します。ちなみにクロースオーバー7という名前は、1列目が2席、2列目が3席、3列目が2席の計7席あることに由来します。
ボディサイズは全長×全幅×全高=4780×1800×1670mm。このクラスの3列目シートは間に合わせのようなものが多く、大人が座るには厳しいものがほとんど。しかしクロスーオーバー7の3列目は大人でも無理なく着座できる空間を確保しています。
さらに1列目、2列目、3列目と後ろに下がるごとに着座位置が70mmずつ高くなるので視界も良く、インパネにあるエアコンの風が最後列まで届く賢い設計です。逆に言うと、1列目の着座位置はSUVとしては珍しいくらい低い位置にあります。女性でも乗り降りしやすいのはメリットと言えるでしょう。
(引用元)
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内装全体を見ると、黒を基調にSUVらしいオレンジを組みわあせたデザイン。ステアリングと助手席側にはソフトパッドを採用し、質感をアップ。アルミペダルのほか、パドルシフトも採用しスバルらしいスポーティな雰囲気もあります。シートはファブリック/合成皮革が標準装備、オプションでウルトラスエードが用意されています。
機能面でも秀逸です。エコ、ドライブ、スポーティと3段階に設定できるドライブモード。左右独立式エアコン。先行車に合わせて速度を自動調整するクルーズコントロールを装備。正直なところ、クロスオーバー7はスバルの中でも地味な存在が、実際に乗ってみるとその質の良さに驚かされます。
パワートレーンはスバルお得意の水平対向エンジン×4WDの組み合わせ。パワー/トルクは173PS/24.0kgmで、出だしからトルクの効いた滑らか走り。エコモードでも、十分な加速が得られます。燃費は13.2km/Lです。
(スバル伝統のボクサーエンジン:引用元)
サスペンションはやや固め。最近のスバルは北米市場などを意識して、柔らかめになってきましたがクロースオーバー7は元来のスバルらしいセッティングです。とはいえWRX STIのようにガチガチというわけでもなく、きちんと角の取れたタッチで日常ユースでも問題はないでしょう。もちろん雪道やオフロード、濡れた路面などでも4WDが真価を発揮します。
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クロスオーバー7のグレード展開は「2.5iアイサイト」のみ。17インチアルミホイール、ルーフレールなども標準装備で価格は275万4000円です。アクセサリーで前後バンパーパネルを選ぶと、アウトバックのようなSUV感が高まりオススメです。
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