なぜ燃費はあてにならないのか? JC08モードと実燃費が異なる理由とは

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カタログ燃費と実燃費

燃費に対する誤解

 

今年は三菱の燃費不正問題。
去年はフォルクスワーゲンの排ガス不正問題

 

現在、自動車業界では燃費に関わる問題が取りざたされています。

 

以前は最高速度や馬力が大きければ高性能なクルマとされました。
しかし、現在では経済性や環境性能も評価基準に含まれます。

 

例えばプリウスは世界規模で爆発的にヒットしましたが、
その理由は「速いから」ではありません。
ハイブリッドシステムによる低燃費が評価されたからです。

 

これだけ燃費が注目されれば、各メーカーは燃費を向上させようと躍起になります。
しかし、実は燃費は「このクルマは○km/L」と言い切れるものではなく、
環境や計測方法によって大きく変わります。

 

新型プリウスはカタログ燃費40km/L超えをアピールしていますが、
実燃費がその数字を達成することはほぼ不可能です。

 

そしてこれは何もプリウスに限ったことではありません。
今ある販売されているほとんどのクルマは燃費達成率が100%を下回ります。

 

一般ユーザーの中には、こうした事情をご存知ない方もいらっしゃいます。

 

今回の騒動に対するテレビなどのコメントを見ても、
「三菱だけが公称通りの燃費を達成できず、他メーカーはそうではない」
という誤解に基づいた報道がされていました。

 

そこで今回はカタログ燃費はどのように計測されるのか、
そしてどうして実燃費との乖離があるのかを解説します。

 

JC08モードの計測方法

シャシダイナモ

 

メーカーが発表する燃費は「JC08モード」で計測されています。
この計測方法はシャシダイナモという言われるローラーに車体を乗せて走らせ、屋内で計測されます。

 

もちろんただ漫然と走っているだけではありません。
街乗りを想定した条件が設定され、最高速、平均車速、加速、減速などが厳密に決められています。

 

カタログ燃費があてにならない理由1:ドライバー

燃費があてにならない理由

 

テストドライバーは試験走行中、モニターに表示される指示にしたがってアクセル操作を行います。
指定された速度までは誤差1秒以内に到達せねばならず、2回オーバーすると測定中止です。

 

これは極めて高度な運転技術を必要とします。
テスト走行を行うのは各メーカーが用意したプロドライバーです。
私たちのような一般ドライバーではまず真似できません。

 

カタログ燃費計測時には、熟練したプロドライバー。
実際に街中を走るのは、一般ドライバー。

 

この違いがカタログ燃費と実燃費か乖離する原因の一つです。

 

燃費があてにならない理由2:電装品

燃費があてにならない理由
JC08モードでは街乗りを想定した加速や減速が行われます。
しかし、それでも街乗りそのものと同じにはなりません。

 

一番の理由はエアコンやカーナビなどの電装品です。

 

エアコンやカーナビは電気で動いています。
ではその電気はどこから生み出されているのかというとエンジンです。

 

暑い夏や寒い冬にエアコンの効きを強くすれば、
その分だけガソリンを消費し燃費に影響してきます。

 

しかしJC08モードでの計測では、電装品は全てオフ。
測定には反映されません。

 

燃費があてにならない理由3:テストに特化した設定

燃費があてにならない理由

 

燃費に限らずテストに必要なのは、何よりも公平性です。
すべてのクルマ、すべてのメーカーを同じ条件でテストしなければ、
良し悪しを語ることができません。

 

そのためテスト方法は事前に告知されます。
となるとそのテストだけで好成績になればいい、という話になります。

 

つまりクルマそのものがテスト内容に合わせて仕立ててあるという場合もあります。
特にトランスミッションがCVTの場合はそれが顕著だと言われています。

 

フォルクスワーゲンの排ガス不正問題では、
搭載されたコンピューターがテスト走行を検知、
その時だけ燃費を抑える走行に切り替わる機能が問題になりました。
(もちろん程度の問題で、通常はここまで露骨ではありません)

 

テストはやり方が決まっています。
であれば狙って好成績を取ろうとするのも当然です。
しかし、私たちユーザーが走る状況は千差万別です。

 

いつもエコドライブを意識しているわけではなく、
「会社に遅刻しそうだから、少し飛ばし気味」といったことも珍しくありません。

 

「テスト」という前提そのものが現実との乖離を生む原因となっています。

 

まとめ

燃費は様々な条件により、大きく変化します。
「このクルマの燃費は25km/L」と言い切るのは不可能です。

 

  • 街中で信号待ちが多かった
  • 目的地までたまたま坂が多かった
  • 向かい風、横風が強かった
  • 気温が低かった

 

仮にこうした状況が重なったら、
実燃費はカタログ燃費よりも大きく低下するのは間違いありません。
テストである以上、テストに特化するのもやむをえません。

 

しかし、そこにも程度の問題はあります。
今回の三菱やフォルクスワーゲンは明らかにやりすぎでしょう。

 

燃費は白黒つけがたく、グレーゾーンが大きい分野です。
だからこそ各メーカーの自制が求められています。

 

 

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