いつもブログを見ていただきありがとうございます、水原車輛販売、整備部門です。
今回は表題の
〝タイヤ交換をしていたらボルトが折れてしまった”
という事例を紹介します。
タイヤの取り付けに関わるトラブルなので、心配だと思います。当然車屋で修理をすることになるのですが、車を動かしてよいのか判断が難しいところですよね。
厳密にいうと、ボルトが折れた車は車検に通らないので=公道を走れません
ただし、修理工場へ向かうのであれば、、まあ、、暗黙の部分があります。(あくまでも自己責任です)
応急的に走れるか?といえば走ります。
たとえばよくあるボルトが1本だけ折れた、という状況なら、ほかの箇所がしっかりと締まっていれば応急的に走ることはできます。4穴なら3箇所、5穴ホイールなら4か所効いてるわけです。あまりスピードを出さずに安全運転で走行する分には修理工場への道のりくらいは走るでしょう(もちろん、状況によるので必ず整備士に確認して指示に従ってください)
ボルトが折れる原因
大きく二つ原因があります。まず、よくあるのが
〝ナットの締めすぎ”
です。手作業で交換するときにはレンチを使いますね。十字レンチが一般的でしょうか。手で締まるところまで締めて、最後に足でぐっと力をかけて仕上げ、、、という方も結構いらっしゃると思います。この足で力をかけるときに力がかかりすぎて折れてしまう場合があります。
それからあまり多くないですが、タイヤ交換の際、
〝ナットを緩めるときに折れる”
錆て固くなっているボルトに強い力が加わることで、折れる場合もあります。
修理交換箇所
ボルトとナットを交換すれば直ります。クリップボルト・クリップナットという部品です。
在庫があれば当日~よく日には部品が届きます。今回は在庫があったためすぐに届き、当日中にお渡しできました。
ディスクローターを取り外して、ボルトがとれる状態にします。
折れたボルト↓だいぶ短くなってますね。
新品に交換しました。
きになる費用は!?
ボルトの修理ですが、概算見積もりを出すのが難しいのが正直なところです。実際に車をみないと正確な金額がお伝えできないんです。
お客さん目線でボルトが1本折れた、という修理依頼でもよく見ると他のボルトもダメになっていた、というパターンも結構あります。このため、当社では整備士が現状を確認したうえで部品を発注しています。
それからボルト交換の場合、工賃が車種によって変わります。車によってバラさなければならない箇所が異なるからです。
今回はディスクローターを取り外すことでボルト交換できるようになりました。
というわけで、実際は車屋さんで状態をみないとわからないボルト交換ですが、今回の事例では
部品代 500円
工賃 7000円
合計 7500円
簡単に、ボルトまでたどりつく車だともう少し工賃は安くなります。ハイエースとか結構難しい車はもう少し工賃が高くなります。なにはともあれボルトが折れた時は整備工場で確認してもらってください。
水原車輌販売は阿賀野市に店を構えて30年、車に関わる(ほぼ)ありとあらゆる修理を手がけてきました。大抵のことには対応できますので、困りごとがあればお気軽に相談してください。