シエンタが12年ぶりのフルモチェンジ
トヨンタ「シエンタ」が2015年7月にフルモチェンジを迎えます。
シエンタはトヨタの最小クラスミニバンです。
他メーカーだとホンダ「フリード」が同じクラスです。
コンパクトながら3列目シートを装備し、乗員数は7名。
そもそもシエンタという車名がイタリア語の「7」が由来になっています。
とはいえ、大人が7人乗ったら窮屈であることは否めません。
ただお子さんが乗るなら十分な広さがあります。
いわゆる「ファミリーミニバン」という括りですね。
さて、このシエンタ。現行モデルが登場したのは2003年。
なんと12年ぶりの変更なんです。
12年も経てば、求められるデザインも変化し、技術も進歩します。
今回の新型シエンタも大きく進化しています。
注目点は次の3つ。
・デザイン
・燃費
・安全装備
順に見て行きましょう。
デザインについて
トヨタは現在キーンルックという、大胆なデザインを提唱しています。
鋭い目つきのヘッドランプに、大きく口を開いたような台形型のロワグリル。
具体的には新型オーリスなどがその代表例です。
(新型オーリス)
シエンタも同じような顔つきになっています。
ロウワーグリルの下部が回り込むようににして、ヘッドライトの目尻に繋がっています。
なんでもこのデザインのイメージには「アーバン・トレッキングシューズ」があるそうです。
確かにこの大胆なデザインと蛍光グリーンは
ナイキなどの都会派シューズを思わせるフシがあります。
ちなみに現行モデルのシエンタの画像はこちら。
見比べると新型はグッと今っぽくなっています。
これまでのシエンタのイメージを覆すデザインです。
内装にもやはり大きな変化が。
最近のトヨタによくある立体的なデザインになっています。
メーターパネル、カーナビ、助手席のアッパーボックス、
シフトノブなどが階層的なダッシュボードを作っています。
一昔前のダッシュボードはのっぺりしたものが大半でした。
この辺りも注目ポイントですね。
シートも昨今にミニバンに求められる多彩なシートアレンジが可能で、
旅行やアウトドアなど様々なシーンに対応できる作りになっています。
燃費
現行シエンタの燃費はJC08モードで17.2km/L。
ライバルであるホンダ「フリード(ハイブリッド車)」は21.6km/Lです。
新型シエンタは当然ハイブリッドモデルが用意されています。
このハイブリッドシステムはアクアがベースとなっており、
燃費は27.2km/L。フリードを大きく上回っています。
またガソリン車にも注目です。
新型シエンタがのガソリン車は、新型のエンジンが積まれています。
これはアトキンソンサイクルを基盤にして燃焼効率を高めたもので、
最近発表された新型カローラアクシオ/フィルダーにも搭載されています。
新型シエンタの燃費は20.2km/L~。
ガソリン車でしかもミニバンとは思えない燃費性能ですね。
エコカー減税についても、
取得税で60%重量税で50%の減税措置が受けられるそうです。
安全性を高めるトヨタセーフティセンスC
トヨタはミリ波レーダーや単眼カメラを使った
「先進安全装備」に関しては他社に遅れを取っていました。
しかし、最近になって「トヨタセーフティセンスC」を発表。
・自動ブレーキングシステム、
・車線逸脱警報システム
・自動ハイビーム/ロービーム切り換え
といった安全装備が設定されています。
新型シエンタはこの「トヨタセーフティセンスC」を
メーカーオプションとして選択できます。
なお、急発進抑制する「ドライブスタートコントロール」
急ブレーキ時に後方車に注意を促す「急ブレーキシグナル」
などは標準装備になる模様です。
発売日と価格は?
この新型シエンタの発売は2015年7月と言われています。
残念ながらまだ価格は発表されていません。
正式発表がまだなので今後変更される可能性もありますが、
その際は記事でフォローしたいと思います。
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