首位奪還を目指す新型フリード
ホンダ「フリード」が9月にフルモデルチェンジを迎えます。
現行モデルが発売されたのは2008年。
8年にわたって売れ続けてきましたが、ここにきて事情が変わってきました。
それが強力なライバルトヨタ「シエンタ」の登場です。
シエンタはフリードと同じコンパクトSUV車です。。
アクアと同じハイブリッドシステムを採用し、
その燃費はJC08モードで27.2km/Lを記録。
これに対し現行モデルのフリードは21.6km/L。
さすがに技術的に遅れをとっており、
新型が出るのもうなずける話です。
後発なのですから、当然シエンタを上回る数値でなければ
首位奪還は期待できません。
フリードのエンジンはどうなる?
ホンダの1.5Lハイブリッドシステム「i-DCD」は
7速デュアルクラッチちモーターを内臓するのが特徴です。
エンジンとモーターの接続と切断を適宜に行い、
その走りには定評があります。
ボディが大きく重いフリードではエンジン出力が求められます。
そのためヴェゼル同様にエンジンの直噴化を行い、
出力130PS超えは狙ってくるでしょう。
ただそうなると問題になるのは燃費です。
ハイブリッドシステムに改良を加え、燃費を確保できるか?
そこが勝負の分かれ目になるでしょう。
新型フリードでは回生能力を高め、
実質的なEV走行距離を伸ばすと言われています。
さらに軽量化も敢行。
燃費でシエンタを超える可能性も少なくありません。
またフリードにはシエンタにはない強みがあります。
それは4WDが存在すること。
ハイブリッドは4WD化が難しく、
新型プリウスの時も4WDモデルがラインナップされたことで
「死角なし」と評価されるようになりました。
シエンタを追撃する大きな武器になるのは間違いありません。
発売時期とグレード展開について
新型フリードの発売は2016年11月。
グレード展開は通常のフリードのほか、
5人乗りモデルの「フリード+(プラス)」
Gエアロ仕様の「フリード スパーダ」を用意。
去年発売されステップワゴン同様に、
エアロ仕様の「スパーダ」が人気グレードになると思われます。
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