春です!寒い寒い新潟も、ここにきてようやく春っぽい空気というか雰囲気になってきました。
当社で代車として使っている三菱トッポが大怪我をしてしまい、修理をせずに廃車することになりました。犯人は私(下間)です。。。
リアバンパー・右リアフェンダーがやられ、この有様です。ここまでいくとフレームまでやられていると思われるので、修理は断念。廃車にします・・・・これをお読みの皆様も春のうららかな陽気には十分お気をつけくださいませ。冬も事故は多いですが、雪道にはみなさん気を張っています。実は事故が多いのは春>冬です。全国交通安全週間も春ですしね。
最近同じような箇所をぶつけたミニカの修理見積りをとったのですが、修理代がなんと
550000円
天文学的数字でした。おそらくこのトッポも似たような金額になることでしょう。
廃車一択です(涙)
さて自動車を廃車にする、といっても粗大ごみに出せるわけではありません。登録時にちゃんと届出をしているように、廃車時にも届出が必要です。軽自動車協会に廃車の手続きをして、ナンバーを返納して、それで廃車(抹消)となります。このため通常、車を下取りや買取に出す際には廃車手数料がかかります。
車の購入時とか、売却したいときによく目にすると思いますが、
”どんなに古くても2万円以上で下取ります(買取ります)”
というような文言がある場合、大抵は抹消の手数料も引かれたりします。買取査定が20000円で、そこから抹消手数料10000円、差し引き10000円、というようなパターンですね。まあ、廃車手続きを代行するわけですからこういった手数料は、普通はかかる。かからなければラッキー、くらいに思っておけばよいでしょう。
さて話がそれましたが、廃車手続きの方法ですね。廃車は以下の順でなされます。
・ナンバーの返納
・車検証の返納
・軽自動車税の停止
必要な書類としては、車検証の返納には
・自動車検査証返納証明書交付申請書
・自動車検査証返納届出書
・軽自動車検査証返納確認書
上記が必要になります。仰々しい名称が並びましたが、上記の書類は1枚に3種類がまとめられており、記入も意外と簡単。項目としてはナンバーと、車体番号・申請者の住所氏名です。印鑑も必要です。
軽自動車検査証返納確認書にいたっては、はんこを押すだけ。
捺印場所は上記二箇所です。はんこは正確に、きれいに押す必要があります。ちょっとずれたから、となりにもう一度押せばいいや、とかダメですよ。訂正ができない書類です。
さて車検証の返納書類は終わりました。次にナンバーの返納書類です。必要になる書類は
・廃標返納届
です。
廃標返納届けの上にある会社のはんこは別の書類のものです。今回は気にしないでください。ここで記載するのは登録番号(ナンバー)です。
さて、ナンバー返納の書類も用意できました。次に必要なのは
・軽自動車税申告書
です。そろそろややこしくなってきましたか?
ひとつひとつはそれほど大変ではないのですが、正確に記入された書類が全部そろっていないと廃車できないので結構大変だと思います。
私もはじめて抹消手続きをしたとき、とても面倒だと感じました。自動車屋の代行業務として成り立っている理由がよくわかります。
ここに記載するのは車検証の内容です。これによって自動車税が決まってくるため、性格に記入する必要があります。この軽自動車税申告書は廃車時だけでなく、新規取得時にも使います。要するに、この書類では
・新しく軽自動車を登録したから、自動車税を支払う申告をする
・軽自動車を廃車にするから自動車税を停止する
という申請ができるわけです。
というわけで必要な書類がそろいました。あとは軽自動車協会にいって、取り外したナンバーと書類を提出するだけです。流れるように手続きは完了します。ちなみに車検残りでの抹消ですと、自賠責の解約手続きも必要となります。未経過分は月割で戻ってくるので、是非やりましょう。
最後に
さて今回解説した廃車手続きの方法ですが、印鑑と車検証、申請書類があればどなたでもできます。申請書に関しては軽自動車協会でもらうことができます。軽自動車協会は竹尾インター近くです。
時間が有り余っており、好奇心旺盛な人や車好きの学生、車業界に就きたい人なんかはチャレンジしてみてもいいかもしれません。
それ以外で普通に生活している人は、車屋さんに任せたほうが無難です。個人でやるには時間と労力の割りに合わないと思います。
今回は軽自動車の廃車手続きの方法を解説しました。それではまた次回!
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