新型車ムーブキャンパスの特徴を評価！　女性に優しい機能一覧

9月に発表されるダイハツの新型車「ムーブキャンバス」。軽自動車のメインユーザーである女性を意識したモデルで、既存車でいえばココアに対するミラココアのような位置付けです。

女性ユーザーのニーズに応えるオシャレでかわいいデザインは前回説明した通り。今回は生活に密着した軽自動車に必要不可欠な「使い勝手」について解説します。

新パッケージ「置きラクレイアウト」

ムーブキャンバスのシートには新開発の「置きラクボックス」が搭載されています。置きラクボックスはリヤシートの下部からスライドする、買い物袋など荷物を置くのに便利なユーティリティボックスです。「食品の入った買い物袋を床に置きたくない」「買い物袋をシートに置くと、ブレーキで荷物が落ちないか心配」という声を反映してて作られました。

スライドドアと置きラクボックスを組み合わせた「置きラクレイアウト」は買い物の荷物を積んで、運転席に乗り込むまでの手間を最小限に抑えてくれます。スライドドアなので後席ドアの内側に回り込む必要がなく、荷物を積んだ後にすぐに運転席に乗り込めます。雨の日などはこうしたちょっとした動作の間で、身体や衣服が濡れてしまいがち。クルマに乗るユーザーのことを考えたダイハツらしい新装備です。

この置きラクボックスは底が二重になっています。底の浅いケースモードでは履き替えのパンプスやブランケットなど、そこの深いバスケットモードでは買い物袋や観葉植物、誕生日ケーキなど倒れて欲しくないものを収めるのにそれぞれ最適です。

パノラマモニター（オプション）

（日産のアラウンドビューモニターと同等の機能です）

パノラマモニターは誰もが安心して運転できるように開発されたシステム。フロント、リア、左右の計４つのカメラを使って、上から見下ろしたような映像をナビ画面に表示します。ダイハツではムーヴキャンバスで初めて搭載されます。

バック駐車時に後方確認はもちろん、頭から駐車する時も前方の壁までのスペースがすぐにわかります。また見通しの悪いT字路で合流する時も、横からクルマが来ていないかどうかサイドカメラで確認できます。T字路には左右確認のミラーが取り付けられていることも多いですが、意外と確認しにくいもの。

パノラマモニターは駐車場だけでなく、ちょっとした合流地点でも活躍してくれます。

豊富な安全装備

ムーヴキャンバスには全部で9つのグレードが用意されています。

X
X“SAⅡ”
X“メイクアップSAⅡ”
X“リミテッドSAⅡ”
X“リミテッドメイクアップSAⅡ”
G“SAⅡ”
G“メイクアップSAⅡ”
L
L“SAⅡ”

このうちXとLを除くすべてのSAⅡグレードに先進安全装備スマートアシストⅡを搭載。自動ブレーキ、車線逸脱警報、誤発進抑制機能など人間がうっかりした時の事故を防いでくれます。

またGグレードの一部にはAFS（アダプティフロンとライティングシステム）を装備。これはステアリング操作時に、進行方向に合わせてヘッドライトの照射が変わる機能でず。例えば左カーブ字には左側を重点的に照らすので、歩行者にもいち早く気づけるようになります。カーブの多い山道では特に重宝する機能です。

これまでも他メーカーでは採用されていましたが、クラウン、エルグランド、アテンザなどミドルクラス以上のクルマのみ。軽自動車では今回が初採用です。

まとめ

ムーヴキャンバスは現在、その可愛らしいデザインが話題になっていますが、使い勝手や安全面もそれぞれ長所の一つ。オシャレなクルマは使い勝手がイマイチな場合が珍しくありません。しかしムーヴキャンバスは、ベース車であるムーヴで培った走行性能やユーティリティを生かし、デザインと使い勝手を両立したクルマと言えるでしょう。

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