丸くレトロさも取り入れたデザイン多数
つい先日、行われた東京モーターショー。
水原車輛販売が取り扱っているダイハツももちろん出展していました。
今年のテーマは『POSSIBLE!』
「できる」ことを大きな喜びととらえ、
遠くに行くことができる。
好きに動くことができる。
ひとを笑顔にできる。
家族と仲良くできる。
こうした「できる」を目指したコンセプトカーを提案しています。
軽自動車を扱い、暮らしに焦点を当てたダイハツらしい
内容だったのではないでしょう。
今回、水原車輛販売では、
その東京モーターショーで配布されたパンフレットを入手。
出展されたコンセプトカー4種について画像とともに紹介します。
まず一台目の「NORIORI」です。
年齢や暮らし方を問わず、乗り降りがラクなクルマ、
というのがコンセプトになっています。
画像を見ると側面は左右に開くスライドドア、
後方はヒンジドアですが足元まで開くようになっています。
![002](http://suibarasharyo.jp/wp-content/uploads/2015/12/002.jpg)
さらにどちらも床からスロープが出る仕組みに。
車椅子や自転車、荷物を運ぶ台車なども乗り降りがラクそうです。
ただ中をのぞくと、シートが運転席しかありません。
しかしよく見ると、助手席も後席も折り畳み式になっています。
今あるシートアレンジの応用でしょう。
最近はアウトドアが盛んになり、
自転車の積み込みもできるクルマが増えました。
しかしスロープまでついているクルマはなかなかありません。
また車椅子用にはトヨタのラクティス、ニッサンのノアなどで
福祉車両仕様が用意されており、
スロープを使って乗り降りが可能になっています。
ただ、それらはあくまでも専用車両としてです。
福祉事業者と介護事業者などが購入層になります。
しかし、このNORIORIはそうした垣根がありません。
家族の中にたまたま車椅子を使う者がいる、
という一般家庭での普及も視野に入ります。
最初に挙げた「遠くに行くことができる」
「好きに動くことができる」というテーマを具現化した
製品化が期待されるコンセプトカーです。
コンセプトカー2台目は「D-base CONCEPT」。
「更なる追求」「ネクストベーシック」を掲げ、
軽自動車規格における環境性能を追求しています。
<D-base CONCEPT主要諸元>
・全長×全幅×全高:3395×1475×1490mm
・ホイールベース:2455mm
・駆動方式:FF
・エンジン:0.66リッター直3 DOHC
・トランスミッション:CVT
ダイハツはこれまでもe:Sテクノロジーと称して、
低燃費車の開発を行ってきました。
その特徴は「ハイブリッドシステムを使わない低燃費」です。
たとえばミライースはガソリン車ながら燃費30km/Lを越え、
「第三のエコカー」として定着しました。
![004](http://suibarasharyo.jp/wp-content/uploads/2015/12/0041.jpg)
D-base CONCEPTはこのミライースの後継と言われ、
内燃機関をさらに高効率化。
噂によると燃費は40.0km/Lを越えるとか。
さらにタイヤはBMW i3でも使われている、
ブリヂストンの大径・幅狭タイヤ「ologic(オロジック)」を装着。
オロジックはサイズが18インチもあります。
軽自動車では規格外の大きさです。
普通、タイヤサイズを大きくすると燃費が下りますが、
このタイヤは高圧化することで転がり抵抗を低減しています。
また環境性能だけでなく旋回グリップは基本タイヤから20%向上、
ウェット路面時にも8%向上しているそうです。
現時点でも軽自動車は「軽を超えた」という評価が頻繁にされています。
私も多くのクルマを扱ってきましたがモノによっては、
「普通車のコンパクトカーより出来がいいのでは」と感じるクルマがあります。
軽自動車がこれからどんな進化を見せるのか?
D-base CONCEPTの動向がそれを教えてくれそうです。
やや長くなってしまったので今回はここまで。
次回はひなたぼっこに最適の「Hinata」、
そして屋台営業に特化した「TEMPO」をご紹介します。
それでは!!
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