ミニバンの特徴
ミニバンの定義は実は曖昧です。3ナンバーサイズもあれば5ナンバーサイズもあります。5ドアでリヤがスライドドアのことが多いですが、スライドドアが片側にしかない4ドアタイプもあります。乗員数も6人〜8人と開きがあります。
というわけで「フロントが短い3列シート車」は基本的にミニバンを考えてよいでしょう。これだけ様々なタイプが存在するのは、それだけ需要があるから。大人数が乗れて、荷物もたくさん積み込めるミニバンは1990年後半からファミリーカーの主流になっています。
おさえておきたいミニバン3タイプ
ミニバンは大きく分けて3タイプあります。
高級ミニバン
(トヨタ・アルファード)
トヨタのアルファード/ヴェルファイアが該当します。
広々とした室内空間に、高級セダンに引けとらない贅沢な内装。シートはリクライニングに余裕があるので、下手するとセダンよりも快適です。アルファードの最上位グレード「ロイヤルラウンジSP(1546万円)」は中東の富豪も購入したとか。
(アルファードロイヤルラウンジ内装)
ミドルサイズミニバン
(日産・セレナ)
ホンダ・ステップワゴンや日産・セレナが該当します。
5ナンバーに収まる範囲で空間を最大限に利用しており、家族でのレジャーや旅行にピッタリです。各メーカーも戦略として重要視しており、ステップワゴンの「ワクワクゲート」やセレナの自動運転「プロパイロット」など面白い機能や装備が飛び出してくるクラスでもあります。
(ステップワゴンのワクワクゲート。縦と横、どちらにも開きます)
コンパクトミニバン
(トヨタシエンタ)
最近になって活気が出てきたクラスです。これまではホンダ「フリード」の一人勝ちでしたが、トヨタ「シエンタ」が参入しました。シエンタは奇抜なデザインが話題になりましたが、世界最小の3列シート車として優れており人気に火がつきました。
部活や少年スポーツチームで子供達を送迎しなければならない。コンパクトミニバンはそんなママさんたちの足となる車です。
(シエンタ内装)
ミニバンのメリット・デメリット
人間も荷物もたくさん積み込めるのが何よりもメリット。車高のおかげで運転時の目線が高いのも大きなポイントです。大きい車は運転しにくいというイメージがあるかもしれませんが実は逆。見晴らしが良いので、ラクに運転ができます。
デメリットは車高が高く、大半が1550mm以上であること。1550mm以上だと機械式立体駐車場に入りません。普段の生活で利用する機会があるか確認しましょう。他のカテゴリより若干、シートの背もたれが垂直気味なのがミニバンの特徴ですが、これは慣れの範疇で問題ありません。
コメントを残す