エンジンオイルの交換時期の目安は? 交換しなくてはいけない理由は? 【新潟の整備屋さん】

スポンサーリンク



エンジンオイルの役目は?

▼潤滑作用

エンジンオイルはその名の通り、エンジン内で使われます。エンジンは往復運動するピストンや、回転運動をするシャフトなど様々な金属部品で構成されています。

 

この金属同士が滑らかに動くよう膜を作る「潤滑作用」がエンジンオイルの主な役目です。

 

▼密封作用

また、シリンダーとピストンの間は微妙な隙間があり、それによって往復運動が可能になっています。しかし、隙間があるということは、そこからエネルギーが逃げてしまうということです。

 

エンジンオイルはこの隙間に入り込み、気密性を上げることでパワーロスを防いでいます。これが「密封作用」です。

 

▼防錆(ぼうせい)作用

エンジンオイルが金属表面に膜を作ることで、空気に触れにくくなります。空気に触れにくければ酸化が抑えられます。これを「防錆作用」と言います。

 

▼清浄作用

またエンジンオイルはエンジン内を循環しています。底部のオイルパンから吸い上げられたオイルはオイルフィルタでろ過され、エンジン内を通った後、再びオイルパンに戻ります。

 

この循環の際に、エンジンオイルは高熱になった金属部品から熱を奪い去ります。また同時にエンジン内の異物を除去します。つまり、冷却作用と浄化作用があるということです。

 

というわけで、

 

  • 金属に膜を作ることによる、潤滑作用と防錆作用。
  • 金属同士の隙間を埋める密封作用。
  • オイルがエンジン内を循環することによる、冷却作用と清浄作用。

 

この辺りがエンジンオイルの主な役目になっています。

 

 

エンジンオイルは劣化する

f6125820

 

このエンジンオイルは段々と劣化していきます。劣化の原因は様々です。

 

  • 燃焼による高温のために劣化
  • エンジン内の空気に触れて酸化して劣化
  • エンジン内の結露や水蒸気によって劣化

 

こうした原因でエンジンオイルが劣化すると、オイルから粘り気がなくなります。粘り気がなくなると油膜が作れなくなるので、上に上げたような作用を生み出せなくなるなります。

 

たとえば油膜が作れないと、金属同士の摩擦が増えます。摩擦が増えれば金属が疲労し、また高温の熱が発生します。高温はエンジンオイルにとって劣化の原因なので、さらに劣化が進みます。

 

と、こんな風に悪循環の原因になり、大きなトラブルになりかねません。

 

ちなみに上の画像は一度もオイル交換せずに13万km走ったクルマのエンジン内部の海外画像です。あまりにヒドイということで一時に有名になりました。日本の場合は車検があるので、ここまでにはなりません。

 

エンジンオイルの交換時期の目安は?


My Engine / nox_noctis_silentium

 

というわけでエンジンオイル交換はクルマにおいて必須事項です。その交換時期はオイルにも寄りますが、5000km走行か半年に一度の交換とされています。

 

ここで大切なのは「たとえ走っていなくても、交換の必要がある」ということです。エンジンオイルの劣化原因として「空気に触れて劣化」を挙げていますが、これは走っても走っていなくても同じように起こります。

 

だから「私は週末運転するくらいで、あまりクルマに乗らないから」という理由でエンジンオイルの交換をしないのはあまりオススメできません。

 

エンジンオイルの交換と同時に「オイルエレメント」の交換を行う場合もあります。オイルエレメントは上で挙げたオイルフィルターと同じもので、エンジン内を循環した際に運んだ異物を除去する役目を果たしています。

 

このオイルエレメントの交換はオイル交換2回につき、1回行うのが目安となっています。

 

 

エンジンオイルの交換は自分でできる?

15456828541_cb7e08aef2_z
Whoops! (missed that oil plug on the block) / grant_subaru

 

結論から先に言うと、「できないこともないがプロに任せた方が間違いがない」と言えます。

 

エンジンオイルは基本的に底にあるオイルパンから抜きます。そのためまず車体をジャッキアップしなくてはなりません。普段からクルマ弄りが趣味なら問題ありませんが、この時点で多くの人が脱落します。

 

またエンジンオイルには様々な粘度とグレードがあります。粘度やグレードについて取扱説明書に書いてありますが、これを間違えると「エンジン交換」という大きなトラブルになりかねません。

 

現在は多くのお店で、エンジンオイル及びオイルエレメントの交換では技術料をいただきません。もちろん水原車両販売でもそうです。エンジンオイルやオイルエレメントの費用のみで済んでしまいます。

 

実際にかかる費用は?

 

その車種により異なりますが、エンジンオイルの価格は1リットルあたり800~1000円となっています。オイル交換量に関しては2~3リットル、エレメント交換時は3リットルがだいたいの目安です。

 

またオイルエレメントの交換はだいたい1000円前後になっています。

 

ただこれらはあくまでも目安であり、車種によって異なる場合もあります。新潟県阿賀野市(旧水原)でご要望の際は、下記にある連絡先にぜひ一度お電話ください。

 

以上、エンジンオイルの役目とその交換時期についてでした。

 

スポンサーリンク








コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です