ホンダの最上級大型サルーン「レジェンド」がフルモデルチェンジ 気になる燃費や価格をフーガハイブリッドと比較

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F1復帰、ライトウェイトスポーツカー「S660」発売。2015年攻めの姿勢をみせているホンダが、最上級車レジェンドの復活を発表しました。

レジェンドは2012年6月に絶版になりました。それから3年、自動車の技術は大きく進歩しています。新型のレジェンドは様々な最新技術が投入されています。また、それだけでなく高級車必要な上質感も大きくアップしました。さっそくチェックしてきましょう。

世界初のシステム「3モーターハイブリッド」

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技術的にみたレジエンドの一番の特徴は「3モーターハイブリッド」です。フロント部分にV6 3.5Lエンジンとモーター、リアの左右に独立して駆動するモーターを搭載しています。ちなみにこれは世界初のテクノロジーです。

 

レジェンドは状況に応じて「前輪駆動」「後輪駆動」「四輪駆動」を切り換えることができます。この仕組みはSH-AWDと言われています。SHは「スーパーハンドリング」の略です。そこには「思い描いた通りの動きをする」という意味が込められています。

 

後輪の2つのモーターは、コーナリング時に外輪には力を加え、内輪には減速力を与えるといった芸当を行います。この機能はトルクベタリングと言われていますが、最近の高級車は本当に賢いですね。もちろん雪道などは4WDになりパワフルに悪路を走破します。

 

「2モーターハイブリッド」は1ランク下のアコードハイブリッドに搭載されていました。アコードハイブリッドは充電用のモーターと走行用のモーターが独立しています。その為、加速感には定評がありました。

 

エンジンというのは回転数が上がるにつれて、トルクが大きなっていきます。しかしモーターは始動した直後から最大トルクが発揮できます。そのためエンジンカーにはない加速が得られるのです。

 

レジェンドのシステム最高出力は281kW【382PS】です。これはライバル車であるフーガハイブリッドの268kW【364PS】と比較しても大きく上回ります。

 

高級車に相応しい充実した内装

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内装は白と黒のツートンになっています。グローブボックスやコンソールパネルには木目調パネルが加飾されています。

 

ラグジュアリー感が足りないような気がするのはホンダらしいです。でもグローブボックスとサイドドアを一体化させるなど、居心地の良さを作り出す工夫が感じられます。私はこうした「頭で考えたような」高級車も結構好きです。

 

写真をよく見るとわかりますが、レジェンドにはシフトノブがありません。

 

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パーキング、リバースなどのシフト操作はすべて中央にあるボタンで操作します。珍しい作りですね。ちなみにレジェンドのギアは7速DCT。

 

DCTは「デュアルクラッチトランスミッション」の略です。これは1速、3速といった奇数の歯車と、2速、4速といった偶数の歯車にそれぞれ別のクラッチがある仕組みです。その為、変速が非常に素早く行われる(約0.2秒)ので、スポーツ走行にも適してます。スポーツモードも搭載されているレジェンドにはベストな選択です。

 

DCTのメリットはマニュアル車なみの燃費が得られること。デメリットは機械複雑になり大型化することです。その為、小型車には乗せられないのですが、大型サルーンであるレジェンドには無縁な話でしょう。

 

気になる燃費や価格は?

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レジェンドは様々なハイテク装備を積んでいます。そうした装備が車体を重くするのはご承知の通りです。レジェンドの重量は2t近く。その巨体でありながら、燃費はJC08モードで16.8km/Lです。大型サルーンでこの燃費は驚異的ですね。

 

ライバル車である日産「フーガハイブリッドVIP」の17.8km/Lには劣りますが、パワフルな走行と何よりも4WDであることを考慮すれば納得の数字です。

 

レジェンドの価格はピタリ680万円。同クラスには687万円のフーガハイブリッド。673万円のメルセデスベンツEクラスがいます。性能も居住性も決して劣りませんが、高級車に求めらる「デザイン的な高級感」だけは若干劣るように思います。

 

質実剛健なホンダは高級車市場の牙城を崩すことができるのか? 注目です。

 

 

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