2015年排気量別最低燃費車リスト 実質燃費の計算方法は? どうしてカタログ燃費と違うの?

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現在最も低燃費なクルマは何?

ハイブリッドカーの隆盛以降、クルマの購入基準として外せないのが燃費です。ハイブリッドカー、クリーンディーゼルといった様々な技術で、各メーカーが燃費向上に努めています。
2015年の排気量別の最低燃費車は以下の通りです。

 

  • ~660cc 燃費37.0km/L
    スズキ「アルト」
    マツダ「キャロルGL」
  • 600cc~1000cc 燃費28km/L
    トヨタ「パッソ」
    ダイハツ「ブーンCL」
  • 1000cc~1500cc 燃費37km/L
    ホンダ「アクアL」
  • 1500cc~2000cc 燃費33km/L
    トヨタ「プリウスL」
  • 2000cc~2500cc 燃費23km/L
    トヨタ「カムリハイブリッド」
    トヨタ「クウランハイブリッド」
    レクサス「ISハイブリッド」
  • 2500cc~3000cc
    アルピナ「D5 Turbo Limousine」燃費19km/L
  • 3000cc~3500cc 燃費18km/L
    日産「スカイラインハイブリッド350GT」
    日産「フーガハイブリッド」
    トヨタ「クラウンマジェスタハイブリッド」
    レクサス「GSハイブリッド」

 

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やはりハイブリッドを他社に先駆けて発表したトヨタ(レクサス)が強いですね。次期プリウスは燃費40km/Lでは、という噂もあります。

 

実走行がカタログ燃費にならない理由とは?

 

とはいえこの数字はあくまでもカタログ燃費にすぎません。最近はインパネに燃費が表示される機能がありますが、実際に走ってみると、こうした数字が出ることはありません。

 

以前、水原車両販売にあるレンタカー「コペンローブ」の試乗レビューの記事を書きました。コペンローブのカタログ燃費は25.2km/Lですが、150キロほど走行した時の燃費は18.6km/Lでした。

 

そもそもカタログ燃費はJC08モードという基準で計測されています。JC08モードの走行環境は以下の通り。

 

  • 平均速度24.4km/h
  • 最高速度81.6km/h
  • 所要時間1204秒
  • 走行距離8.172km

 

これは国が定めた基準で様々な走行シーンを想定した内容となっています。といっても実際にクルマを路上で走らせるわけではなく、シャシーダイナモという巨大なローラの上でクルマを走らせて計測しています。

 

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しかも、運転するのは技能に長けたテストドライバーです。こうした計測結果と、ストップ&ゴーの多い街中での実燃費に差がでるのは当然です。

 

実燃費の測り方は?

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Gas Station / kansasphoto

 

では、実燃費はどうやって計算すればいいのでしょうか?

 

燃費の単位は「km/L」です。実際の走行距離と使用したガソリンの量で割り算すれば計算できます。チャンスは給油のタイミングです。

 

具体的な計測方法は以下の通り

 

  • ガソリンスタンドで満タンにした時に、走行距離メーターをリセットする。
  • 200kmほど走行する。
  • 再びガソリンスタンドを満タンにする。
  • 「その時の走行距離÷ガソリンの給油量」

 

これがあなたのクルマの実際の燃費になります。

 

車載燃費計は正確?

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「そんなことしなくても最近のクルマはインパネに燃費が表示されるのでは?」と思うかもしれません。しかし、実際に計算してみると数字が違ったりします。

 

車載燃費計はコンピューターから送信される走行距離と、燃料噴射量によって燃費を計算しています。スバルによると、実燃費に対して、5%以内に収まるように設定しているようです。

 

仮に実燃費が18km/Lだとしたら、17.1~18.9km/Lは誤差の範囲内ということですね。

 

どんなにクルマが進化しても、燃費はドライバーの運転の仕方で大きく変わります。最近は自分の運転がエコかどうかを視覚的に教えてくれるクルマも増えてきました。

 

急加速や急ブレーキを無闇にしない。これが燃費向上のコツです。ガソリン価格の高い昨今、エコドライブを心がけて燃費向上に勤しみましょう。

 

 

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