ディーゼルエンジンはSUVにピッタリ！　日本で買える車種はこちら

つい最近まで少数派だったディーゼルエンジン。しかし現在はスカイアクティブDを搭載したマツダ車をはじめ、様々な欧州ディーゼル車が日本へ上陸しています。

ガソリンエンジンはガソリンと空気の混合気体を圧縮後、点火プラグによって火花を飛ばし爆発させます。それに対しディーゼルは空気を圧縮した後、燃料を噴霧するするだけで爆発する「圧縮着火」という方式です。これは空気が圧縮されることで温度が上がり、自然発火する現象を利用しています。

（ディーゼルエンジンの仕組み:引用元）

こうした仕組みからガソリンエンジンに比べて圧縮比が高く、空気に対して燃料が少ないリーンバーン（希薄燃焼）になり燃費が良くなります。燃料がガソリンよりも安価な軽油を使用する点もメリットの一つ。

こうした長所がある一方、「黒煙を吐き出し環境に悪い」「ガラガラうるさい」という欠点がありました。しかしそれも過去の話。主な環境汚染物質であるNOx（窒素酸化物）を処理する吸蔵還元触媒や尿素SCRによって除去。コンピューターにより燃料噴射量を緻密に制御しノッキング音も減少し、ガソリン車と遜色ない静粛性を実現しています。。

技術革新を果たしたディーゼルエンジンはクリアーディーゼルと呼ばれ、欧州では厳しい環境規制をクリアするための救世主的存在になりました。ヨーロッパ車の実に6割以上がディーゼルエンジンを搭載、日本におけるハイブリッド車のような存在です。

そんなディーゼルが生きるのはやはりSUV。ディーゼルのもつ豊かなトルクは、街中からオフロードまで力強いドライバビリティをもたらします。その乗り心地にヤミツキになる人も。ぜひ一度は試してみたい組み合わせです。