プリウス、フィットなどハイブリッドカーの種類と違い メリット・デメリットについても解説

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3種類あるハイブリッドカー

プリウスの発売以来、エコカーとして注目されるようになったハイブリッドカー。
レオナルド・ディカプリオなどラグジュアリーな生活を送るハリウッドセレブが高級車をやめ、
ハイブリッドカーに乗り換えたなんて話も有名ですね。

さて、そんなハイブリッドカーにも実は様々な種類があります。
ハイブリッドとはそもそも「異質な技術を組み合わせる」ことを意味します。
エンジンと電動モーターを組み合わていれば、全てハイブリッドカーに該当します。
しかし、そこにはやはり各社ごとのコンセプトがあり、メリット・デメリットにも違いが出てきます。

そこで今回はハイブリッドカーの違いについて簡単に解説します。
まず、大きく分けてハイブリッドカーには3種類あります。
「シリーズ方式」「パラレル方式」「マイクロハイブリッド」です。

この3種はエンジン、モーター、そしてバッテリーを使用しているは共通します。
ただ、その「モーターとバッテリー」を使う頻度が異なるのです。
ハイブリッドカーには3種類の走行モードがあります。

・モーターだけで走行。
・エンジンだけで走行。
・エンジンをモーターがアシスト。
この3つです。

例えば、「シリーズ方式」の代表格プリウスは発進時にエンジンは使わずモーターのみでスタートします。
一方、「マイクロハイブリッド」のSエネチャージはモーターのアシストは限定的でエンジンでスタートします。

自動車はいつも同じ調子で走るわけではありません。
様々な走行シーンがあり、たとえば信号の多い街中と、高速道路では車に求められる働きは大きく異なります。

ハイブリッド車はその種類によって「発進時」「通常走行時」「加速時」「高速走行時」「減速時」、
それぞれでエンジンとモーターの働きが違います。しかし、それを細かく説明してもこんがらがるだけでしょう。

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ハイブリッドカーのメリットとデメリット

ただ明らかなのは「モーターの割合が多い方がいい」とは一概に言えない点です。
そこで3種のハイブリッド車について、そのメリット・デメリットに注目してみましょう。

▼シリーズ方式
代表車種トヨタプリウス、ホンダフィット
EVドライブモード:可
車両重量:かなり重い
車両価格:かなり高い。
燃費:◎かなり良い(モーター走行も可能)

▼パラレル方式
代表車種ホンダフリードハイブリッド
EVドライブモード:不可
車両重量:重い
車両価格:高い
燃費:○良い

▼マイクロハイブリッド車
代表例日産S-HV。スズキS-エネチャージ
車両重量:やや重い
車両価格:やや高い
燃費:△(運転次第ではガソリンより悪い場合も)

だいたいこのような比較ができます。
ここでは車両価格と燃費が反比例していることに注目してください。
これが「ハイブリッド車が良いとは一概に言えない」理由です。

エンジンの代わりにモーターが働く割合が大きいと、モーターやバッテリーは大型化します。
またハイブリッド専用の部品も必要になります。そうなるとどうしても車両重量は重くなります。
それに比例して車両価格は高くなってしまいます。

ハイブリッド車はその燃費の良さが売りです。
しかし、その燃費を良くしようとすると、車両価格が高くなってしまうというジレンマがあるのです。

誰もがプリウスを必要としているのか?

以上がハイブリッドカーの現状です。
高い車が性能がいいのは当たり前で、それは何も燃費やエコ性能に限った話ではありません。

しかし、誰もがそんなに高い車を買えるわけでもなく、また必要としてる訳でもありません。
主婦が買い物や子供の送迎に使うなら、プリウスよりも軽自動車の方が扱いやすいのは明らかでしょう。

そこでダイハツが開発したのがe:S(イース)テクノロジーです。
ダイハツはこのテクノロジーを「第3のエコカー」と位置づけ、
「みんなのエコカー」という思想を元に推進してしています。
次回は、このイーステクノロジーについて解説します。

→ イーステクノロジーについて

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